
院内調剤および化粧品原料としての成長因子の製造販売
■院内調剤成長因子-Compound Pure Growth Factors-
Compound Pure Growth Factorsは、医療機関で調製される研究用試薬としての成長因子群です。多種多様な成長因子を高濃度で含有しており、一般的な幹細胞上清液やエクソソームと比較して圧倒的な濃度を誇ります。
特に注目される成長因子であるPDGF、EGF、FGF、TGFをELISA法で測定した結果、通常の幹細胞上清液の100倍から1000倍の濃度を実現しています。当社のCompound Pure Growth Factorsについてお気軽にお問い合わせください。
■PDGF
PDGF(Platelet-Derived Growth Factor)は、日本語で血小板由来成長因子と訳される成長因子です。PDGFは主に、細胞増殖の促進、傷の治癒、血管新生の調節といった重要な役割を担っています。細胞増殖においては、細胞の分裂を促進し、特に間葉系の細胞に対して強い活性を示します。
傷の治癒に関しては、損傷した組織の修復過程をサポートし、炎症反応を調整しながら新しい細胞の誘導を促します。また、血管新生の調節にも関与しており、血管内皮細胞に作用することで新たな血管の形成を促し、組織へ酸素や栄養を供給する働きを持っています。
■EGF
EGF(Epidermal Growth Factor)は、日本語で上皮成長因子と訳される成長因子です。EGFは主に、細胞の成長、増殖、分化に重要な役割を果たします。この成分は細胞表面に存在する受容体と結合することで作用し、特に皮膚細胞の再生を促進する働きを持っています。
EGFには、細胞の増殖を促進する作用があり、細胞分裂を活性化させることで損傷を受けた皮膚の修復を助けます。また、肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常化させ、肌の質を向上させる働きもあります。さらに、外部からのダメージに対して肌を守り、傷の回復を早めることから、創傷治癒にも重要な役割を果たします。
EGFは美容業界でも高く評価されており、エイジングケア製品に多く配合されています。特に、しわやたるみの軽減、肌のハリの向上といった効果が期待されています。
■FGF
FGF(Fibroblast Growth Factor)は、日本語で線維芽細胞増殖因子と訳される成長因子です。FGFは、細胞の成長や修復に関わる重要な生体分子の一つで、主に線維芽細胞をターゲットとし、コラーゲンやエラスチンの生成を促進する働きを持っています。
この成長因子は、細胞分裂や細胞の増殖・分化に加え、新しい血管を形成する血管新生など、さまざまな生理的プロセスをサポートします。特に、皮膚の若返りや再生医療の分野では、FGFの働きが重要視されています。美容医療においては、FGFを注入することで肌のハリを高め、シワを改善する目的で活用されることが多く、エイジングケアにおいても注目されています。
FGFには複数の種類があり、特にFGF-1とFGF-2が広く知られています。これらはさまざまな細胞に働きかけ、健康維持に寄与する機能を持っています。例えば、FGF-2は血管の形成を促し、創傷治癒を促進するため、治療分野でも活用されています。
■TGF
TGF(Transforming Growth Factor)は、日本語でトランスフォーミング成長因子と訳される成長因子です。細胞の増殖や分化、移動、接着、炎症、免疫応答など、多様な生物学的プロセスに関与する重要なサイトカインです。
特にTGF-β(ベータ)は、さまざまな細胞に作用し、増殖抑制、組織修復、線維化、免疫調節といった幅広い機能を持っています。TGF-βは、異常な細胞の増殖を抑える働きを持ち、特に腫瘍細胞の増殖抑制に寄与します。また、損傷を受けた組織の修復過程では、線維芽細胞を活性化し、コラーゲンの産生を促進することで創傷治癒をサポートします。
さらに、TGF-βは免疫応答の調節にも関与し、制御性T細胞の誘導を促進することで、過剰な免疫反応を抑制し、自己免疫疾患の進行にも影響を与える可能性が示唆されています。
■原料の安全性
医療機関では、他家細胞由来の幹細胞上清液やエクソソームが治療目的で使用されることが多く、これらはウイルス否定試験で陰性であるものの、試験で評価されるウイルスの種類には限りがあり、それ以外のウイルスの持ち込みや感染リスクが懸念されます。
一方、Compound Pure Growth Factorsは、仮にウイルス否定試験でカバーされないウイルスが存在したとしても、原料段階でγ線照射を行い、99.99%の不活化を実現しています。この工程により、他家由来のリスクを大幅に低減し、研究用試薬としての安全性を高めています。
■製品情報
- 容量:5mlバイアル(褐色遮光)
- 形態:フリーズドライ
- 1ロット価格(バイアル8本):100,000円(税抜)
- 使用期限:室温6ヵ月間
- その他:モデル処方および臨床試験開示可
■製品規格(生理的食塩水1mlで溶解した場合)
- タンパク質濃度;0.06g/ml±0.02g/ml
- 無菌試験:陰性
- エンドトキシン試験: 0.30EU/mL 以下
- マイコプラズマ否定試験:陰性
- ウイルス否定試験:陰性
■研究用途
- 関節内注射
- 関節外注射
- 点鼻
- 点滴
- 塗布
■研究想定効果
- 関節症のケア
- 靭帯、腱、筋肉など損傷に対する炎症ケア
- 神経性慢性疼痛の改善、認知症予防、集中力向上、二日酔い予防、免疫力向上、エイジングケア
- 疲労ケア
- 皮膚症状のケア、AGA・FAGA
■化粧品原料成長因子-Compound Advance Growth Factors-
Compound Advance Growth Factorsは、化粧品原料としての成長因子群です。多種多様な成長因子を高濃度で含有しており、一般的な幹細胞上清液やエクソソームと比較して圧倒的な濃度を誇ります。
特に注目される成長因子であるPDGF、EGF、FGF、TGFをELISA法で測定した結果、Compound Pure Growth Factorsと同様に、通常の幹細胞上清液の100倍から1000倍の濃度を実現しています。当社のCompound Advance Growth Factorsについてお気軽にお問い合わせください。研究用途の場合、個人もしくは個人事業主であっても条件付でご購入いただけます。
■製品情報
- 容量:5mlバイアル(褐色遮光)
- 形態:フリーズドライ
- 1ロット価格(バイアル40本):250,000円(税抜)
- 使用期限:室温6ヵ月間
- その他1:モデル処方および臨床試験開示可
- その他2:化粧品原料はINCHI登録を必須としませんが、ご希望の場合はご対応しますのでお問い合わせください。
■製品規格(生理的食塩水1mlで溶解した場合)
- タンパク質濃度;0.06g/ml±0.02g/ml
- 無菌試験:陰性
- エンドトキシン試験: 0.30EU/mL 以下
- マイコプラズマ否定試験:陰性
- ウイルス否定試験:陰性
■想定用途
- スキンケア
- スカルプケア
■臨床データ
本製品は医薬品ではなく化粧品原料のため、十分に希釈してご使用ください。
医療機関の協力のもと、脂漏性湿疹への適用事例を実施しました。初日にはダーマローラー(1.0mm)を使用して患部に塗布し、その後十分に保湿を行いました。2日目から4日目までは保湿のみを継続し、5日目に再びダーマローラー(1.0mm)で塗布し、同様に保湿を行いました。6日目から9日目までは引き続き保湿のみのケアを続けています。
写真は10日後のビフォーアフターですが、わずか2回のCompound Pure Growth Factorsの適用で、患部の状態が大きく改善されていることが確認できます。
今回のモニター患者は、これまでステロイドを使用して脂漏性湿疹を抑えてきたものの、ステロイドを中止すると症状が再発するという経緯がありました。しかし、本ケースでは10日目以降、保湿のみのケアで脂漏性湿疹の再発は観察されていません。
本稿の内容につきまして、お気軽にお問い合わせください。但し、真摯なご相談には誠実に対応いたしますが、興味本位やいたずら、嫌がらせ目的のお問い合わせには対応できませんので、ご理解のほどお願いいたします。
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■院内調剤・化粧品原料としての成長因子の製造販売
- 製造 機関:由風BIOメディカル沖縄再生医療センター
- 施設 番号:FA7230002
- 施設管理者:博士(工学)中濵数理
- 住 所:沖縄県うるま市字州崎5-1
- 電話 番号:098-923-0037
- 問い合わせ:お問い合わせフォーム